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脇の摩擦による白化現象(シルク 100% 薄手のセーター)

白化現象と聞くと 科学的に白く変色していくみたいなものと想像してしまいますが
クリーニング屋さんで言う白化現象と言うのは
着用でのスレ(摩擦)や傷で、繊維が毛羽立ったり 切れたりして そのアタリ部分が白く見えるものをそう言います。
白くなるので 白化現象が表面化するのは濃い色合いのものが多いです。
写真はシルク100%の黒のインナー
シルクセーター

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お客様の中には、汗じみと思って持ってこられる方がいらっしゃいますが
しみではありませんので しみ抜きも効果なしです。
どちらかといえば毛玉に近いので 当店にある毛玉カッター(髭剃りの大きいやつ)で白化が落ち着くこともありますが、完全には直ることはありません。

白化現象が起こってしまう要因なんですが、生地、汗などの湿気、摩擦とこの3点。
白化が起こりやすい生地は決まってまして、ここで取り上げたシルクの他に、指定外繊維(テンセル)があります。
シルクでも他の素材に混紡されてるものや、厚手のものは白化したものを確認したことがありません。
汗などの湿気や水分で摩擦抵抗が大きくなり白化を促進してしまいます。
タグ①タグ②

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タグを見てみると(右側)
「毛羽立ち、白化するので濡れた状態ではこすらない」としっかり書いてあります!
生地の特性を知ってながら、商品化してるんですね。
この品物はインナーで体のラインが出るようなタイトなスタイルのもの。
脇の摩擦は避けられないのにね。メーカーさんそれは無理ですよ・・・・。
これらの素材では、濃い色合いのもを商品化するのは避けてもらいたい・・・。
当店でもこういう事象に関しては必ずクリーニング前にお客様に説明するようにしています。
でもハッキリ言って、とても言いづらい!
だってお客様の大切な品物に対して「こんな問題を抱えた品物なんです」って心苦しくって・・・。
そこのところは、メーカーさん、販売店で購入前に消費者の方へお伝えするのが本筋だと私は思います。
このメーカーさんは一応タグ記載があることから、まったくアフターに理解のないメーカーではないと思いますが、タグを確認して購入される方ってごく一部です。(いるのかな?)
先にカッチリ説明して販売してほしいものです。

この手のシルクの薄手のインナーもので脇が白化している品物は昨年からよく出ています!
中には数回の着用で白化した方もいらっしゃいました。
シルクなんでもちろん高価なものだと思います。

余談になるかもしれませんが・・・・・
色の濃いウールのセーターも 脇が白くなってしまうことがありますが、ウールはフェルト化といって白化と違うんですね。
こちらは汗さえ抑えれば防げるものなので 発汗しやすい方は汗脇パットなどで対処することをお勧めします!