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「エ○イ○ト」ワンピースの色なき

ironaki1.jpg今回問題がわかった品物はこちらのワンピース。

一応、洗いあがった状態では何もわからないのですが、

洗いの前、前処理の段階で問題が起こりました。

前処理とは、クリーニング(ドライでもウェットでも)を行う前に
汚れのひどい箇所などを助剤などで処理し
洗いの時に、より効果的に汚れが落ちるようにするための作業です。

ironaki4.jpg取り扱い絵表示、品質表示はこのようになります。

ドライOK 手洗い30℃までOK

一応、色が出やすいことは表示で確認できたので

ドライクリーニングの液をちょっと付けてみました。

付けた液は少量にもかかわらず、かなりの濃い色落ちが瞬間的に確認できました。
すぐ前処理をやめ、前処理でつけたドライ液を乾かすとともに経過を見守ることにしました。
しかし、色が濃くでたため、その部分がきわになってしまいました。
仕方なく色の出る覚悟で、バケツにドライ液を入れ個別に浸し洗いをすることにしました。

ironaki2.jpgバケツに入れるとすぐに溢れんばかりの色が溢れ出てきました。

裏生地から出てるっぽいなぁ。

ironaki3.jpgこれがすすぎで使用したドライ液です。

無色透明のドライ液(新液)がこのような状態です。

濃い紫。

そこで、先に確認した取り扱い表示ですが、一応色が出やすい、個別洗いの指示はありますが、
私のように先にかなりの色が出ることが確認できていれば
バケツなどにドライ液を移し洗うこともあるかもしれませんが、
普通のドライ洗いではこんなことはしません。

これは、ドライ機のシステムが循環方式をとっていることもあり、
水洗いのように洗いに使った用水は使い捨てではないからです。
クリーニング業を営んでるかたなら、お分かりかなと思いますが、この取り扱い絵表示では

「クリーニング店でドライ処理をした場合、重大な汚染」を引き起こす危険があると思います。

同一ワッシャーがあれば、ほかの品物に汚染。
そして、手間暇、コストをかけて洗浄力を維持している溶剤が汚染・・・。
特に蒸留器などの設置がない工場では、これだけ濃い汚染があれば、元に戻すには大変なこと。
これは一大事と、早速メーカーに電話し、品物の調査協力をお願いしましたが、対応はそっけないもので・・・。
何のことだかわからないような人ばかりに変わって、担当に繋ぐ気はないようでした。
かなり残念でしたが、わたしもクリーニング屋の端くれ。黙って同業者が苦しむのは許せません!
再度、担当の方をお願いしましたが・・・・。
担当の人がいるにもかかわらず、忙しいから、会議があるから、電話は明後日になるとのこと・・・。

明後日?なぜに?今日は駄目でも明日の朝一とかは無理なそ?

どうもイニシアティブをとって調査する気はないようなので
メーカーさんには、自分で第三者機関に品物の調査をお願いすることを告げました。
その言葉が効いたのか、結局その日の夜に担当の人から謝りと、調査協力のお電話をいただきました。

「今日電話できるじゃん!」と思いましたけど、

お客様の大切な品物を預けるにはどうかなと思いました。
やはり、自分で信頼の置ける第三者機関に品物を預け、鑑定していただくことにしました。
一応、お客様にはご了承をいただきました。感謝!

後々考えると、まず
「お客様に連絡と品物の説明・鑑定の許可」

「第三者機関に事故品の鑑定」

問題がなければ終了。あれば

「メーカーに何らかの対応を」
が正しい手順だったなと、少し熱くなった自分に反省。まだまだ青いな・・・。
でも消費者の不良品をつかまされた気持ち、
ドライ液が汚染しそうになったクリーニング店の気持ちが
両方ありましたもんで・・・。
続きはまた。